問題点
日本の比較的新しい卸売販売会社は、有名企業の子会社であり、急成長を遂げていました。その一方で、経理事務が遅れ、必要な作業しか行えていない状態でした。
POSIの会計サービスチームを利用する以前、同社には経理担当責任者が、買掛金(AP)と売掛金(AR)を兼任処理していました。
スタッフの時間、リソース、技術が限られていたため、同社は、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書などの報告書を毎月正確に把握するための難関に直面していました。そのため、買掛金や売掛金の処理に支障をきたし、業績をよりよく理解するために必要な重要分野の可視性を妨げるものとなっていました。また、日本の上場企業である親会社は子会社を連結しているため、タイムリーで正確な財務データが不可欠でした。
解決策
米国での事業開始以来、POSIの税務サービスグループと関与があったことから、クライアントはPOSIの会計チームとも連携することを決断しました。社内で会計処理を続けるか、POSIの会計チームに会計処理の大部分をアウトソーシングするか、全体のコストと効率を評価したのです。さまざまな選択肢を評価した結果、お客様はPOSIのサービスが費用対効果に優れ、財務管理プロセスにおける非効率性のギャップを埋める付加価値を提供すると判断しました。また、POSIが日本の親会社の会計部門とコミュニケーションをとれる点も高く評価しました。
成果
POSIとの連携により、クライアントは財務データに完全にアクセスしつつ、時間、資金、リソースを節約できるようになりました。また、ビジネスの生産性が向上し、実用的な財務モデルや、正確なAR・AP処理に基づいた戦略的な意思決定を確信に満ちて行えるようになりました。同社が得た最大のメリットの一つは、タイムリーでより正確な財務諸表の作成です。これにより、経営陣は会社の成長と長期的な成功につながる詳細かつリアルタイムな洞察を得ること
ができています。これは、上場企業である親会社にとっても非常に重要なことです。POSIのアウトソーシングチームは、技術の発達を活用し、お客様のバックオフィス会計チームとして、バックオフィス事務、コントローラーサービス、CFOアドバイザリーレベルなど、お客様のニーズに応じた拡張可能な役割を果たせます。